Sunday, July 19, 2009

Vanina Sorrenti × Alana Zimmer - Keep Candles Handy -






Vanina Sorrenti (ヴァニナ・ソレンティ)
1973年イタリアのナポリ生まれ。
ファッションフォトグラファ。

同じくファッションフォトグラファとして活動しているマリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti) は実兄であり、僕はこの兄妹の撮る写真に惹かれることが多いのだが、どこに惹かれるのかと問われて上手く説明できない。


Alana Zimmer (アラナ・ジマー)
1987年6月6日生まれ。
カナダのオンタリオ出身のファッションモデル。


このコラージュって、ヴァニナ・ソレンティは写真を撮ってそれを提供するだけで、加工はレタッチャーがやっているんだろうか?それともコラージュも含めてヴァニナ・ソレンティがやってるのかな?
コラージュの素材もいいのだけど、ありがちなコラージュ自体もセンスがあっていいなあ。


Magazine: i-D
Issue: May 2009
Title: Keep Candles Handy
Photographer: Vanina Sorrenti
Model: Alana Zimmer


Fashion Pulse: Keep Candles Handy


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Sunday, July 12, 2009

Jesse Bransford Exhibition Information - Layered Orders: Crowley's Thoth Deck and the Tarot - @ OBSERVATORY





PhantasmaphileのPam Grossmanから、ブルックリン/クイーンズをベースに活動しているアーティスト、Jesse Bransford(ジェシー・ブランスフォード)に関するイベントを開催するという連絡があったので紹介しておこう。

タロットカードに関するイベントらしいのだけど、タロットについてはまったく知識がないので、テキストを読んでもあまり意味が分からなかった。
母親にタロットのデッキをもらったこと、アレイスター・クロウリー(Aleister Crowley)が何やら関係しているらしいこと、神秘的なシステムの神話の構造と現代の科学的考え方を合わせてデッキを作るとか作らないとか、なんかそんな感じのイベントらしい。


OBSERVATORY and Phantasmaphile proudly present:
Layered Orders: Crowley's Thoth Deck and the Tarot
(a personal narrative by Jesse Bransford)

moontarot.jpg

Date: Friday, July 17th
Time: 7:30pm
Admission: Free

A deck given to his brother by his mother in 1986 sat in Jesse Bransford's childhood bedroom from the early 90’s until recently, delivering itself into Bransford’s possession at an opportune moment...

The Tarot in general and Aleister Crowley’s Thoth Tarot in particular represent a miasmic confluence of image and thought into a single structure that is both liberating and overwhelming in its scope. In creating the deck, Crowley (in collaboration with painter Lady Frieda Harris) sought to integrate the mythological structures of the major mystical systems of both Western and Eastern occult traditions and to bring them into line with contemporary scientific thinking. The symbolism of the cards blends Kabbalah, Alchemy, Astrology, Egyptian mythology, quantum physics and even the I-Ching in ways that are at the same time clear and utterly confounding.

In an image-soaked personal narration Bransford, whose research-based artwork has delved into many of the territories Crowley sought to unify, will discuss some of the basic concepts of Tarot symbolism, returning to Crowley’s deck as among the most total example of the cards’ syncretism and as the most controversial.

Jesse Bransford is a Brooklyn/Queens-based artist whose work has been exhibited internationally. He received a B.A. from the New School for Social Research, a B.F.A. from Parsons School of Design, both in 1996, and an M.F.A. from Columbia University in 2000. He is currently a Master Teacher with the post of Undergraduate Director at New York University where he has been teaching since 2001, as well as a member of the European Society for the Study of Western Esotericism. His work is represented by Feature Inc. in New York, Kevin Bruk Gallery in Miami, Galerie Schmidt Maczollek in Köln, and Shaheen Modern and Contemporary Art in Cleveland. Images of his work, a complete bio and related articles can be seen at www.sevenseven.com/, a website he has continuously maintained since 1997.


Observatory
543 Union Street (at Nevins),
Brooklyn, NY 11215
observatoryroom@gmail.com
http://observatoryroom.org/


Jesse Bransford / Work


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Friday, July 3, 2009

湯真 藤子(Yuma Touko)




湯真藤子(Yuma Touko)
1973年東京生まれの画家。

木村了子のブログで名前と作品を見かけたのが最初の出合いだった。調べてみると大変面白い作品を制作している方だと分かり、早速作品をDL。それからしばらくして、去年の秋だったか、作品の使用についての問い合わせをすると、快く許可して頂いた。え~と、すみません。あれから半年以上経ってます。

作品の制作には悩みがつきもので、湯真藤子はブログで公開している作品に制作にまつわるそんな話を併記している。多分悩んでいるのだと思う。苦しんでいるのだとも思う。だけど、なぜだか分からないが、湯真藤子の文章を読んでいると、クスクスと笑い出してしまい、しまいには声を出して笑っている自分がいるのだ。
以下ですます調に切り替え。

"L'APRES-MIDI D'UN FAUNE -The way following a market-"について書かれた文章をみてみましょう。
これは悩みを告白した内容というのではないのですが、湯真藤子の作品がどうしてこう描かれることになるのか、添えられた文章からその思考から辿れるのではないか、という試みの真似事です。
ちなみにこの作品は、十二支の動物、牛(丑)をイメージしたもので、油絵の為のエスキースとして描かれた作品だそうで、個人的には油絵の方よりこちらの方が女の子の顔が被虐的で好みです。

テーマが決まっている場合、大体その言葉から思いつく事を連想していきます。

牛と言えばホルスタイン、ホルスタインと言えば巨乳?安直すぎます。
牛と言えば牛乳、牛乳と言えば豊かな乳、巨乳…想像力貧困すぎです。
牛と言えば肉、美味しい牛肉と言えば子牛、子牛と言えば「ドナドナ」!

安直だ、想像力の貧困だと言いつつ、牛から最後に辿り着いたのが「ドナドナ」。この部分について感想を書くと何か恐ろしいことを書いてしまいそうなので、あえて書きません。

小学生の音楽授業にあるまじき、残酷で可哀想な歌です。ゆえに歌詞を忘れられず、今でも牛肉料理を作る時は必ず歌います。
そこで、可哀想な子牛と肉屋のオジサンを描く事に決めました。私が小学生の時の「夏休みふるさと体験ホームステイ」での牛舎恐怖体験も、少しブレンドしてあります。

残酷で可哀想な歌と言いつつも、今現在も牛肉料理を作る時は必ず歌いますというとこが既にオカシイです。ゆえにベジタリアンになってしまいましたでは断じてなく、今でも美味しく召し上がっているのです。その過程での「ドナドナ」。牛肉料理のたびにいつも反復される「ドナドナ」。尋常ではありません。
小学生の時に経験したホームステイ先での牛舎での恐怖体験を作品に少々ブレンドしたとありますが、まるで大人になって経験した危険な体験をブレンドしたかのようになっているところがこれまたスゴイところで、過去の経験の熟成のさせ方が僕みたいな凡人にはまるで想像できません。
そして、
子牛さんが巨乳なのは発育が良いという理由にしました。何と言ってもホルスタインですから。すこぶる貧乳の私にとって、豊かな胸は憧憬と羨望の的なのです。せっかく巨乳に生まれたのですから、牛柄全身タイツは透け感のある方がオシャレだと思います。

と突然、自身が貧乳であるという告白と巨乳への憧れが語られ、
後ろにいる子牛は、体験ホームステイ中に生まれた子牛の“ミルキー”ちゃんの写真を見て描いたものです。良くなついて本当に可愛かったミルキーちゃんを「今頃どうしてるかな」思い出し、ふと考えました。まさか、売られて行ったのでは…?
この絵の様になっていない事を、心から願います……。

と続くのです。
そして、

※画像をクリックすると大きなサイズでご覧頂けます。

という注があり、その下には在りし日のミルキーちゃんの画像が添付されていて、僕は抑えきれずにゲラゲラ笑ってしまいました。どう考えても普通じゃない。ここである言葉をつい使いたくなってしまいますが自重します。作品に添えられた文章は読む人たちを笑わせる気満々で書いているという訳ではないでしょうが、読んでいるとどうしようもなく笑ってしまうところがあり、こういったことを書ける人は、絵を描いてもやはりそこにユーモアが滲み出て来るものなのだなあとつくづく感じました。

ポストしたのは、

"L'APRES-MIDI D'UN FAUNE -The way following a market-" (2008)
"L'APRES-MIDI D'UN FAUNE" (2008)
"Dance of annoy sheep or wolf-Does friendship exceed appetite?-" (2008)

の3点。

Education:
1997 東京芸術大学大学院修了。

湯真藤子YUMA TOUKO Art Works/ウェブリブログ


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湯真藤子(Yuma Touko) Exhibition Information - 13TH - @ Gallery 156


湯真藤子(Yuma Touko)

湯真藤子から個展の案内がと届いていたのでご紹介。
2009年7月10日2009年7月22日にかけて、銀座のGallery 156 (木之庄企畫・木の庄美術)で個展 "13TH" が開催されるとのこと。
また、オープニングレセプションが7月10日(金)の17:00から催されるとのことなので、お時間のある方は覘いてみてはいかがだろうか。


湯真藤子個展 "13TH"
2009年7月10日(金)~22日(水)
11:00~19:00(開催中無休)
http://yumatoko.at.webry.info/

Gallery 156(木之庄企畫・木の庄美術)
〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-6福神ビルB1
http://www.kino19.com/index.html
http://www.kino19.com/itenkinenten.html


湯真藤子YUMA TOUKO Art Works/ウェブリブログ

友人の木村了子の個展も同じ頃に北京で開催される。
そちらについてはwandering with the ghostに、

木村了子 Exhibition Information - 觉醒吧,野性!Born to be Wild ! - @ Beijing

というエントリを立てたので、興味のある方はそちらを参考にして頂きたい。


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イヂチアキコ (Akiko Ijichi) Exhibition Information - IFAAミニアチュール展 - @ ギャラリーベルンアート


イヂチアキコより、国際幻想芸術協会(IFAA)の展示会に参加しますというお知らせが届いていたのでご紹介。
2009年7月17日(金)から2009年7月25日(土)にかけて大阪のギャラリーベルンアートで「IFAAミニアチュール展 "IFAA Miniature Exibition"」が開催される。

参加する作家は、

相原みゆき、浅野信二、浅野勝美、飯田知子、井関 周、イヂチアキコ、稲垣恭子、伊豫田晃一、岩崎由佳、及川晶子、大竹茂夫、大手京子、大森伸樹、佳 嶋、北 和晃、桑原聖美、古賀 郁、小山哲生、近藤宗臣、坂上アキ子、スルマシキ、佐々木六介、佐藤恭子、輔老はづき、セガワ智コ、高田美苗、武田充生、たつき川樹、田中章滋、Tooru.Nogawa.、中川知洋、長島 充、萩原ヤスオ、白翠皇夜、馬場京子、渕岡康子、前澤ヨシコ、麻子、みどり根子、宮川 光、森 妙子、安本亜佐美、山地博子、山村まゆ子、横田美晴、レオ澤鬼、若林さやか

の47名。

☆IFAAミニアチュール展☆
会期:2009年7月17日(金)~7月25日(土)
開廊:12:00~19:00 (21日(火曜)は休廊)
会場:ギャラリーベルンアート
住所:大阪府大阪市北区西天満4-2-4美術ビル2F
電話:06-6361-5507
最寄り駅:地下鉄御堂筋線・京阪淀屋橋駅一番出口より徒歩10分


イヂチアキコはこの後も展示会にいくつか参加する予定だそうで、作品の制作におおあらわといった状態みたい。体調の管理には気を付けて下さいね。

ポストしたのは「五衰」という作品。この作品、この前の蝶特集のときに使いたかったなあ。

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/akiko-ijichiweb/
屋根裏部屋


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