スティーブン・マイゼルとマドンナが1992年に発表した "SEX" という写真集からの抜粋、その3
"SEX" に関する情報を検索して、教えて!gooの「マドンナの「SEX」が出版された時…」というトピックが目に付いたので読んでみたところ、質問者の質問の中に
この写真集はマドンナのキャリアの上で最大かつ最悪のmistakeなんていわれかたをしていますが、
とか、
この写真集によって彼女は多くのファンを失ったと言われていますね。
なんて文があり、これまでそういったことを言っている人を見たことも、そういったことが書いてあるテキストにも出合ったことがないので、いつどこで言われたのかが非常に気になった。
もちろん、マドンナの情報をいつも気にかけて追いかけているというのでもないし、この写真集が発売された当時、個人的にマドンナへの興味を失っていたので、そういった評価があったことを見逃しているのかもしれないけど。
でも知らないんだよなぁ。
回答している人たちもおおよそそんな評価を聞いたことがないと困惑している。
このトピックを立てた方は、1989年発売のアルバム 『ライク・ア・プレイヤー』 が1300万枚を売上げ、1990年のベストアルバム 『ウルトラ・マドンナ〜グレイテスト・ヒッツ』 が1800万枚を売上げたのに対して、"SEX" 発売後に発表されたアルバム 『エロティカ』 が500万枚に止まってしまったというアルバムの売上データを基に、この写真集がマドンナの人気やアルバムの売上に悪影響を与えたのではないかと類推している。
なぜか 『エロティカ』 の前のアルバム 『アイム・ブレスレス』 の売り上げが700万枚であったことに触れていないので、1800万枚から500万枚へ大幅に売り上げを落としたかに見える。
しかし 『アイム・ブレスレス』 の売り上から 『エロティカ』 の売り上げということになると、700万枚から500万枚ということになり、売り上げ減少についての印象もかなり違ってくるのではないだろうか。
とはいえ、200万枚も売り上げが違うので、"SEX" の発売は確かに人気やアルバムの売り上げに打撃を与えたということがあったのかもしれない。
だけどそれとは関係なく、当時ボクにはマドンナが停滞しているように見えた。
どの辺りが?と問われると上手く説明は出来ないのだが、それは "SEX" の発売以前から感じていたことで、"SEX" の発売で人気に翳りがと言われてもあまりピンとこないし、納得もできない。
まあ、とにかく、ボクがマドンナに対する興味を再び持てるようになったのは、ドン・マクリーンの 『アメリカン・パイ』 をカバーしてからで、マドンナは90年代を通して低空飛行を続けていたという印象が強いのだ。
数字を出されていろいろ言われても印象があまり変わらないってのは、自分に柔軟性に欠けているってことなのかもしれないけど、数字ごときで自分の印象が変わらなかったと思うことにしたい。
と、こちらもとりとめがないものになってしまった。
《関連エントリ》
traveling with the ghost: Steven Meisel × Madonna - Madonna in Wonderland - cover
traveling with the ghost: Steven Meisel × Madonna - Madonna in Wonderland -
traveling with the ghost: Steven Meisel × Madonna - SEX - 01
traveling with the ghost: Steven Meisel × Madonna - SEX - 02
Wikipedia - SEX (写真集)
madonna-online.ch :: photo gallery - 1992; madonna photographed for her 'sex'-book by steven meisel
マドンナの「SEX」が出版された時… - 教えて!goo
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