Monday, August 9, 2010

Rankin - Petting -






Rankin (ランキン)
1966年生まれ。
グラスゴー近郊にあるワッデル出身。
ロンドンで活動しているフォトグラファ。

昔のフォルダを開いた中にこのシリーズがあったのでのまとめてみたい。
イギリスの高級百貨店セルフリッジ(Selfridges)のために制作されたシリーズで、ウィンドウから外に向け公開されたものらしいのだが、多分それ以外にも一般の広告みたいな感じで使用されていたのではないかと思う。
撮影はランキンが担当し、特殊メイクをビル・ターピンが担当した。
当時の展示された広告の写真から、この広告のタイトルは"Petting"であったことが分かる。
いつ制作されたものなのかについては調べが付かなかったのだが、私がこのシリーズをウェブで見かけたのが2005年だったので、その年か、それ以前に制作されたものだろう。
この"Petting"が何点で構成されたシリーズだったのかという点も調べが付かなかったが、これまでに集めておいた画像は9点。
これですべてか、他にも何点かあるかもしれない。
以上。


Ad Campaign: Selfridges
Issue:
Title: Petting
Photographer: Rankin
Model:
Stylist: Miranda Robson
Prosthetic Make-up: Bill Turpin


Rankin
Bill Turpin Prosthetic Make-up
Rankin. Visually Hungry - NewsEvents
AvantGarde Fashion Photography
La Petite Claudine: cat people
Выставка Рэнкина в Москве - RANKIN, Visually Hungry (Интернет-журнал ETODAY)


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Deutsch Magazine advertising campaign, 2008



ポストした2点の画像は、獣姦を想起させる、というかそのまんまなイメージで、品行方正な方なら顔をしかめてしまうかもしれない代物だが、雑誌のキャンペーン用に制作されたものである。

このイメージを最初に見かけてチェックしておいたブログの記事が消えていたので、10 Advertising and Marketing Journalというブログの記事を参考にポストしたイメージについての情報をまとめておと、以下のようになる。

この広告はドイツでタブーに触れる問題として議論になったという。
制作を依頼されたのはJung von Matt という広告エージェンシー。
最大限の注意を引き付けるために参考にしたのが、どうもヘルムート・ニュートン (Helmut Newton) の作品らしい。
パッと思いついたのは、ワニがマッパの女性を頭からガッツリ飲み込んでいるヤツなんだけど、どう考えても違う。
女の上に白鳥が乗ってるヤツかな?
でもアレって、フランソワ・ブーシェ本人だか、贋作者だかが描いた作品のパロディっぽいしと思いつつ、手持ちの画像をチェックしてみたが、どの作品を指しているのか分からなかった。
それはさておき、犬のシェパードはドイツ文化の象徴なのだそうで、そのシェパードが女性とまぐわる、という一連のイメージは、うるさがたの方々にはどう解釈されたんだろう?

ちなみに、このキャンペーンのデザインとプロデュースを担当したのは女性だったそうだ。

個人的には、澁澤龍彦の大好きな短編 『犬狼都市(キュノポリス)』 を思い出した (サクッと読み返そうと思ったのに、文庫が見当たらないでござる)。
被写体がいる分、こちらの広告の方が生臭く、ロマンは微塵も感じられない。


Magazine: Deutsch Magazine
Issue:
Title:
Photographer:
Model:
Agency: Jung von Matt


Deutsch Magazine
Deutsch Magazine controversial ad prints | 10 Advertising and Marketing Journal


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