Vanessa Winship (ヴァネッサ・ウィンシップ)
1960年イギリス生まれ。
ドキュメンタリーフォトグラファ。
トルコ (Türkiye、Turkey) のイスタンブール (İstanbul、Istanbul) 在住。
ポリテクニク・オブ・セントラル・ロンドン (Polytechnic of Central London、現ウエストミンスター大学 (Westminster University)) で映画と写真を学んだ後、写真の教育を行いつつ撮影活動をする日々がしばらく続いた。
ロンドンの国立科学産業博物館 (National Museum of Science and Industry) に属する科学博物館、サイエンス・ミュージアム (Science Museum) での勤務を経て独立。
以後、フリーランスのフォトグラファとして国内外で活動するようになった。
世界報道写真財団 (World Press Photo) が毎年開催しているコンペティション 「世界報道写真大賞 (World Press Photo Award)」 で、1998年、アート部門の一位を獲得。
翌1999年、バルカン半島の諸国をテーマとした長期プロジェクトに取り掛かった。
2005年にフランスを拠点に置く写真エージェンシー、Agence VU に所属した。
現在はトルコとイギリスを行き来しているようだが、拠点としているのはイスタンブールと思われる。
ポストしたのは "Sweet Nothings" というシリーズ。
ヴァネッサ・ウィンシップもバルカン半島での生活が10年近くなり、トルコに拠点を置いて4年を過ぎた頃、どこを旅しても常に自分の中のひとつのイメージ消えることがなくなった。そのイメージとは、小さな青いドレスに身を包んだ女子学生たちで、それはどの町どの村、あるいは都市であっても同じだったという。
レース襟と甘いメッセージの刺繍されたボディスのあるドレスはトルコのシンボルで、多くの少女がそれを着ていた。
トルコはイラク、イラン、シリア、そしてアルメニアなどと国境を接しているが、そういった国々の国境近くのドレスも同じスタイルなのだそうだ。
国境沿いは山の高さ、気候から厳しい生活環境となっているが、そんな場所にも人は住んでいるし、当然その中にも少女はいる。
ヴァネッサ・ウィンシップが撮影したかったのはそういった少女たちで、この "Sweet Nothings" がまさにそのシリーズとなった。
Vanessa Winship
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Agence VU - Vanessa Winship
GALLERY 21|PURCHASE: Vanessa WINSHIP
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