Kamila Kulik (カミラ・クーリク、カミラ・クリク)
ポーランド北部、ポモージェ地方東部の都市グダニスク (Gdańsk、グダンスク) 出身。
写真家。
ポストした "Karolina" というシリーズは、ブルーノ・シュルツ (Bruno Schulz) の作品から影響を受けたものなのだそうである。
シュルツの小説がインスピレーションの基ではあるのだけど、あくまでそれは出発点であり、Kamila Kulik 自身が感じる世界の不可解さへの憧憬や、記憶や夢といったものを自身で構築したいという欲求があり、"Karolina" は、現実と夢の狭間にあるひとつの物語として鑑賞者に感じ取ってもらえるように作り上げる努力をし、子供たちとそれを見つめる大人の関係、憧憬を感じる対象との距離感をそこに示したかったのだという。
以上、かなりの意訳なので、もしかすると原意を損なっている可能性、というか、完全の意味の取り間違いがあるように思うので、興味を持った方は、原文が Flickr にあるので、そちらを当たって下さい。
にしても、この "Karolina" というシリーズを見て、どんよりとくすみ、猥雑で、グロテスクで歪んだ閉塞感を感じるブルーノ・シュルツの小説を思い浮かべる人っているのだろうか?
なんとなく、ウィリアム・ロップ (William Ropp) の撮影した少女の写真を隣に並べてみたくなった。
kamilakulik.com
Flickr: kamila.kulik's Photostream
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