Friday, February 21, 2014

Exhibition Information - Let's Pink! 4 - @ gallery ラファイエット


山城えりかは東京を活動の拠点としていたが、昨年の初夏頃、地元沖縄に拠点を移したという。
その山城えりかが、現在、沖縄市のgallery ラファイエットで開催されて居るグループ展 "Let's Pink! 4" に参加している。
10人のアーティストで開催されるこのグループ展 "Let's Pink! 4" のキュレーションを務めるのはアーティストの長田哲。

グループ展「Let’s Pink! 4」

2014年2月15日(土) - 3月2日(日)
12:00 - 19:00 (初日のみ18:00 - 20:00) 月曜 休み
オープニングレセプション 2014年2月15日18:00 - 20:00
アーティスト: 相島大地、阿部夏澄、礒谷権太郎、長田哲、替場綾乃
         武居功一郎、平尾菜美、平川恒太、山城えりか、渡辺おさむ

Let's Pink! 4 curated by Satoshi Osada
@gallery rougheryet in Okinawa
February 15 (sat) - March 2 (sun), 2014
Open: 12:00 - 19:00 Mondays Closed
Reception for the Artists: February 15 (sat), 2014 18:00 - 20:00
Artists: Daichi Aijima, Kazumi Abe, Kentaro Isotani, Satoshi Osada,
       Ayano Kaeba, Koichiro Takesue, Nami Hirao,
       Kota Hirakawa, Erika Yamashiro, Osamu Watanabe



「 Let's Pink!」ステイトメント
 「Let's Pink!」は東京で2009年から2010年にかけて計3回行われた展覧会です。4回目の今回、新たに場所を沖縄に移して行われます。この展覧会はピンクをテーマカラーにして、ピンクを使った表現に自覚的に向き合い、その豊かな魅力を引き出していく試みです。この試みに参加するアーティストは、主に2000年代に東京でアーティスト活動をし始めました。彼らに「ピンク」というテーマを共有してもらい、この色のもつ新たな可能性を探り出していきます。ピンクは表現の仕方、表現の捉え方の違いによって、いろいろな表情を見せることができるはずです。きっと、ピンクのもつ深みに包みこまれることもあれば、思いもよらないピンクの魅力に驚きを覚えることもあると思います。
 企画者である私、長田哲は2013年に13年間生活していた東京を離れ、沖縄に移住しました。気候も人々も暖かく、豊かな包容力をもった沖縄という新天地で、アーティストとしての新たな可能性を探り出していくこと――それは、人々を包摂して魅了するピンクの新たな可能性を探り出していくという、この「Let's
Pink!」の趣旨とも重なりあっています。今「Let's
Pink!」という企画に沖縄で新たな息吹を与えることによって、2000年代から続いている東京のアートシーンの一部を沖縄に引き込めること、また沖縄という場所で新たに生まれた作品たちを紹介できることに、喜びとやりがいを感じています。是非ご高覧ください。
アーティスト/「Let's Pink!」代表 長田 哲


主催:Let’s Pink! Website: http://letuspink.satoshiosada.com
E-mail: info@satoshiosada.com
後援:gallery ラファイエット
協力:Bambinart Gallery、Frantic Gallery、GALLERY MoMo、waitingroom


場所: gallery ラファイエット
〒: 904-0004
住所: 沖縄県沖縄市中央4-1-3・2F
Website: http://rougheryet.blogspot.jp



アーティスト
相島大地   http://www.aijima-daichi.com
阿部夏澄   http://kazumiabe.com
礒谷権太郎  http://www.frantic.jp/ja/artist/artist-isotani.html
長田哲    http://www.satoshiosada.com
替場綾乃   http://www.gallery-momo.com/#!kaeba-ayano-jp/ceck
武居功一郎  http://www.waitingroom.jp/japanese/artists/takesue_koichiro/takesue_koichiro.html
平尾菜美   http://namihirao.com
平川恒太   http://www.bambinart.jp/artists/kota_hirakawa/index.html
山城えりか  http://erikayamashiro.com
渡辺おさむ  http://osamuwatanabe.web.fc2.com


Erika Yamashiro

関本幸治 (Koji Sekimoto) Exhibition Information - 羽のない妖精 - @ TRAUMARIS|SPACE



2009年に第一回目が実施された恵比寿映像祭が今年で六回となり、2月4日からすでに開催されている。
地域の文化施設及びネットワークが連携して実現するプログラムとして 「地域連携プログラム」 というものがあって、それに参加している渋谷区恵比寿にあるアートスペースは、今回、関本幸治をフィーチャーし、3月2日まで同スペースで個展を開催している。
ドリーミーで幻想的ながらどうしようもない違和を感じさせる関本幸治の世界は相変わらず健在。
私は地方在住者ゆえ会場に足を運ぶことができず、モニター越しにその世界を楽しませてもらっているだけなのだけど、会場までのアクセスが容易だという方は、是非、直にその世界をご覧になって頂きたい。


関本幸治 展「羽のない妖精」

会期:2014年2月4日(水)~3月2日(日)
会場:TRAUMARIS|SPACE(恵比寿NADiff apart 3F)


TRAUMARIS|SPACEは、例年の通り「第6回恵比寿映像祭」
(東京都写真美術館 主催)に地域連携プログラムとして参加致します。

関本幸治は、女性の人形とその衣装や背景を、自身の手で丹念に制作し、
それらを設えたセットを撮影します。写真と映像によって、若い女性の
微かに揺らぐ感情や曖昧なシチュエーションを、短編小説のように端正
に表現してきました。
黄金町の一角にある彼のスタジオはさながら小さな写真館です。
断片的な物語の想像から始まるその制作過程は数ヶ月を要しますが、関
本にとっては「イメージすること、作ること」が独りの楽しみであり、
「あいかわらず馬鹿っぽい、密かな『ムヒムヒ感』を味わっています」
(関本)と、その安定した心境を語ります。

近年、男性の視点で若い女性の理想の姿を再現した等身大の人形といえ
ば、日本が誇る精緻な技術を駆使した「ラブドール」が思い浮かびます。
独身者のための道具に過ぎなかったかつてのダッチワイフとは全く次元
の異なる、生身の人間を超えた完璧な容姿をもち、心から癒しを与えて
くれるライフパートナーとして好事家に愛される「ラブドール」。その
成立ちには、関本の制作の原点を思わせるヒントがあります。

作家1人の楽しみにより息を吹き込まれ、やがて虚実の境界を侵蝕する
ほどの人形の存在感は、戯曲「マイ・フェア・レディ」の由来でもある
ギリシャ神話の「ピグマリオン」伝説を彷彿させます。
関本がつくりだす 個性的な顔立ちと複雑な表情をもつ人形と、彼女を取
り巻く日常の小さなドラマは、映像というフレームのなかで無限の広が
りをもちはじめるのです。

本展では未発表作品3点をご紹介します。
無数のキャンドルが灯る部屋の、テーブルの下の秘密基地で、心地よさ
げに開放感を味わうひと。
鏡に向かって、上手に笑う練習を繰り返すひと。
まだ暗い早朝の森にたたずむ、羽のない妖精のようなひと。
これは作家が滞在したフィンランドや国内の森で、苔や羊歯やきのこが
群生する生態系から感じた「ムーミンにでてくるニョロニョロのような、
奇妙な生き物がいても不思議のない」(関本)雰囲気を再現しようと試
みた作品です。
いずれも、古ぼけた壁紙を張った仮設の壁面に仕込まれたモニターやフ
レームで展示され、鏡や窓の外を覗き込む仕草を通して、時間や次元を
遡り、記憶を甦らせる「虚実皮膜」(関本)をつくりだそうとしていま
す。
またその情景は、関本が日頃スタジオのセットで作品を撮影していると
きの「ムヒムヒ感」(関本)を再現するインスタレーションともなって
います。

作家は今年2014年のヨコハマトリエンナーレにて、BankARTでの企画
展にも参加予定です。

TRAUMARIS アートプロデューサー・ライター
住吉智恵


場所: TRAUMARIS|SPACE
〒: 150-0013
住所: 渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F 
Tel: 03-6408-5522 
URL: http://www.traumaris.jp
Mail: info@traumaris.jp (担当:室、住吉)

開廊時間: 月曜休 火~土16:00-24:00(日曜14:00-22:00)

SEKIMOTO of KOJI

Exhibition Information - 7人の七菜乃展 - @ 神保町画廊


現在、千代田区神田神保町にある神保町画廊において、当ブログではお馴染みの村田兼一を始め、7人のクリエイターによるモデル 「七菜乃」 をモチーフにした作品展が開催されている。
告知が遅くなってしまったので、開催日が残り二日となってしまっているのだが、もし今日ここを偶然ご覧になって、興味が湧いたという方は、是非会場まで足を運んで頂きたい。

7人の七菜乃展
上野 勇/田口まき/武井裕之/伴田良輔/舞山秀一/増田ぴろよ/村田兼一
2014年2月7日(金)~23日(日)

特殊モデル”を自称するモデル「七菜乃」。クリエイターたちの「イメージ」という一種の欲望を顕現するため、彼女は時に母となり、時に聖女となり、時に妖婦となり、時に生贄となる。時代性や属性から解き放たれた変幻自在の彼女を前に、クリエイターたちは自らの奥底に澱のように堆積した「イメージの残滓」を解放せずにはいられない。と同時に、赤裸々となる欲望とも、真摯に向き合わざるを得なくなる。作品としての「結構」と、被虐的ですらあるこの「イメージの解放」がせめぎ合いながら、「二つ巴の紋」のように均衡した時、ヌード写真はひとつの品格を手に入れる。だとすれば、今回の7人のクリエイターは、確かに品のある絶妙な仕事を成し得ていると言えるだろう。それは個々の力量と真摯な精神活動=“葛藤”の結果であることは言うに及ばないが、もうひとつ、変幻自在に作品の触媒として機能した七菜乃というモデルの魅惑を無視することはできない。7つの葛藤が、ひとりのモデルを七色に染め上げた。「7人の七菜乃展」、それを目撃できる至福に、貴兄もなす術なく大いに溺れるがいい。(玄光社フォトテクニックデジタル編集長・藤井貴城)


場所: 神保町画廊
〒: 101-0051
住所: 東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階
Tel: 03-3295-1160
URL: http://jinbochogarou.com/

開廊時間: 12時~18時の営業 金曜日は12時~20時の営業

村田兼一オフィシャルサイト/Another Tales Of Princess「眠り姫」
神保町画廊 HOME