七戸優 (Shichinohe Masaru)
1959年青森県生まれ、現在は東京都在住。
画家、イラストレーター。
七戸優の作品から宮沢賢治の世界を想起する人が多いのではないかと思うのだが、僕がまず思い浮かべたのは高校生の頃何度も繰り返し読んだ稲垣足穂の 『一千一秒物語』 のことで、他にも江戸川乱歩、ルイス・キャロル、長野まゆみの小説の断片的なイメージが七戸優の作品と重なり合っては消えていく。
少年、少女、夜、月、病院、ウサギ、人工的、鉱物質、プリズム、ノスタルジア・・・・・・
七戸優の作品の中心は少年と少女であり、少年が昼を支配し、少女が夜を支配しているという構造になっている。
少年と少女が支配するのは、まだ少年だった頃の、あるいは少女たった頃の記憶 (誰の?) をいっぱいに詰め込んだ箱庭空間。
ルネ・マグリット (René Magritte) やポール・デルヴォー (Paul Delvaux) の描く人物と同じくマネキンや蝋人形の様に人工的な彼(女)らは、その箱庭的な世界で永遠に存在し続けていく。
ポストしたのは、
"人工ノ月" (2004)
"Check!" (2003)
"青いビロードの夜" (-)
"Moment" (2008)
"Black & White" (2003)
の5点。
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