Roger Ballen (ロジャー・バレン)
1950年にニューヨークで生まれた。
南アフリカのヨハネスブルク (Johannesburg) 在住。
写真家。
カリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley) で心理学を専攻し、1973年に卒業。
西洋社会にうんざりとしていたロジャー・バレンは落ち着くことができず、在学中に旅に出た。
その旅は4年も続き、カイロから陸路でアフリカを横断し、1974年にケープタウンへと辿り着いた。1年半を同地で過ごした後、1976年に一旦アメリカに帰国し、1978年から1982年にかけて地質学を学んでPh.Dを取得。1982年、地質学者として再び南アフリカの地を踏んだ。
バレンは写真を撮りたくもあったが、青く澄んだ空と容赦なく照りつける陽の光の下ではそれもままならず、別の方法を考えていたが、農村地帯で訪れた家でその後写真で撮り続けることになる主題と出合った。それがワイヤーである。
ロジャー・バレンの写真を見ると、必ずと言っていいほどグネグネと曲がりくねった物体があることに気が付くだろう。ワイヤーというのはそれを指す。と、念のために記しておく。
以後ロジャー・バレンは南アフリカのマージナルなコミュニティをジャーナリスティクな視点で写真に収めていくことになり、1990年代中頃までは伝統的なフォトジャーナリズムの手法で写真を撮り続けた。
1990年代中頃、ロジャー・バレンの撮影する写真は新たな段階へと進む。それまでの正当なドキュメンタリ写真にフィクションの要素を加え始めたのだ。
ということをロジャー・バレンについて久しぶりに検索して知った。
バレンの写真を見るとまず圧倒されてしまい、あの脳ミソを掻き毟られる様なイメージ群がフィクションなのかドキュメンタリなのかなんてことをこれまで考えたことがなかったってことに今更ながら思い至った次第。
ポストしたのは、
"Portrait of sleeping girl" (2000)
"Girl in white Dress" (2002)
"Head inside shirt" (2001)
1枚目と2枚目はタイトルに girl という単語が含まれているから選ぶのに何の躊躇もなかったが、3枚目は少年か少女か分からない。
上で触れたワイヤーは、ここで選んだ写真の中には見当たらないので、興味のある方は以前 wandering with the ghost に立てた Roger Ballen というエントリを参考にして頂きたい。
《関連エントリ》
wandering with the ghost: Roger Ballen
Roger Ballen Photographer
Wikipedia
Stills Gallery - Roger Ballen
Roger Ballen Art for Sale | Australian Art - art.net.au | Australia
Roger Ballen: the journey to Boarding House | Photography | Agenda | Phaidon
Le immagini potenti e visionarie di Roger Ballen a Seravezza Fotografia | iLogo - Agenzia di stampa
GALERIA DE ARTE LA AURORA
Roger Ballen (American), 1950 - Featured artist works, exhibitions and biography fromGalería Senda
読み込み中
クリックでキャンセルします
画像が存在しません
読み込み中
クリックでキャンセルします
画像が存在しません
読み込み中
クリックでキャンセルします
画像が存在しません
No comments:
Post a Comment