ロワイヤル・ド・リュクス(Royal de Luxe)
2005年、フランスのナント (Nantes) において行われたジュール・ヴェルヌ (Jules Verne) 没後百年を祝うフェスティバルに現れたのは、巨大化した不二家のペコちゃんだった。
オットー・リーデンブロック博士 (professeur Otto Lidenbrock) も作れといいたい。
みたいなことをボクはこのエントリを立てた当時に書いている。
この巨大少女がこのイベントのために制作されたものだと思っていたからそう書いてしまったんだけど、その後、どうもそうじゃないらしいと知った。
だって、気が付いたら世界中を歩き回ってんだもの、この巨大少女は。
というか、この巨大少女はただ歩き回るってだけじゃなくて、キックボードみたいなものに乗ったかと思えば、でっかい専用の椅子に座って休憩するし (疲れるってのがスゴイ)、挙句、ゴーグルを付けて木製の巨大ロケットに箱詰め (アレはどう見たって搭乗じゃない) されて宙に打ち上げられたりもするんだよね。
でもってパレードには巨大少女だけじゃなく巨大な象の人形も登場するのよ (人形じゃなく象形だなって一応書いてみたけど面白くなかった)。
巨大少女よりもっとデカいんだ、こいつが。
その巨大象に先導された巨大少女が街を練り歩くわけさ。
とにかく大掛かり。
それをジュール・ヴェルヌの記念祭のためだけなんかに作るはずないだよね、よく考えてみたら。
ロワイヤル・ド・リュクス (Royal de Luxe)。
それがこのハジケたショーを行っている集団の名称。
ジャン=リュック・クールクー (Jean-Luc Courcoult) という人物が1979年に南仏のエクサンプロヴァンスで立ち上げた大道芸劇団だそうで、1984年に拠点をトゥールーズへ移し、フランス国内を中心に活動をしていたんだと。
1987年頃から活動の場を広げ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ケベック、アフリカ、ソ連などでもショーを開催するようになったというから、ヨーロッパ辺りじゃ結構有名な大道芸劇団ってことになるんだろう。
日本じゃまったくと言っていいほど情報がないけどね。
いや、もしかすると、TVのニュースや情報バラエティ番組なんかで、ヨーロッパのお祭でこんな出来事がとかっていう感じで映像が流れたこととかあったのかもしれないし、実際にこの大道芸劇団見知っている人はいたと思うけど、多くの人が知っていたってことはないだろう。
一度でいいから見てみたいなあ (と思っていたんだけど、2009年4月に日本にもやって来たんだよね。見に行けなかったのが悔やまれる。この来日公演もあるし、イベントの写真や YouTube に上げられた映像がブログなどで話題になる機会も増えたりで、ロワイヤル・ド・リュクスを知っている人はこのエントリを立てた頃と比べ物にならないほど増えているだろう)。
ちなみに、上で唐突に出てきたリーデンブロック教授というのは、ジュール・ヴェルヌの小説に登場する眼鏡をかけたドイツの鉱物学者 (地質学者) のこと。
ポール・デルヴォーについてのエントリで軽く触れているので、リーデンブロック教授をご存じない方はどうぞ。
この巨大少女の動画がYouTubeにあったので追加。
告白しますと、艶っぽいと思ってしまいました。
Wikipedia
Royal de Luxe
ROYAL DE LUXE
YouTube
読み込み中
クリックでキャンセルします
画像が存在しません
No comments:
Post a Comment