横野健一 (Kenichi Yokono)
1972年に石川県金沢市で生まれた。
2007年以降、東京都東村山市を拠点に活動している。
版画家。
1997年、金沢美術工芸大学芸術学専攻を卒業。
今回の 「激凸展」 というグループ展で初めて知った作家が多かったのだが、この横野健一については海外のギャラリーのサイトで作品を見たことがあり、機会があればポストしたいと思っていた。
なので、横野健一は作品を知っていた数少ない作家のひとりだったのだが、どういった方なのかまではもちろん知らずにいた。「激凸展」 のオフィシャルブログに自身のルーツについて書かれたエントリがあるのでまとめてみたい。
進学した大学の美術部で絵を描くことに嵌り大学を中退。金沢美術工芸大学に改めて入学。
3年の時、夏休みにヨーロッパ旅行をし、スイスのローザンヌでアウトサイダーアートの美術館として有名なアール・ブリュット・コレクションでアウトサイダーアートと出合い、影響を受けたのだそうだ。
ブログのエントリには英国のアウトサイダー・アーティスト、マッジ・ギル (Madge Gill) が添えられていて、
描きたいという衝動と、絵がうまく描けないというコンプレックスが、ちょうどこうした作品と共鳴したように感じます。と、自分のどういった部分がアウトサイダーアートに触れたのか、簡潔に述べられている。
授業をサボって油絵ばかりを描いていた横野健一は、以後10年近くを 「ベニヤ板にジェッソを塗り、鉛筆で描いて行くという簡単な方法で制作」 することに費やす。
大学を卒業し、非常勤講師をしていた頃に村上隆が主催するGEISAIに友人と共に出品。他の参加した作家やギャラリー、そして状況といったものに葛藤や違和感を覚え、「作品を作るだけじゃなく、売らなくてはと思い始め、大量に作ればいいのではないかという思いつきから」 版画に取り組み始めた。
が、制作が思い通りにいかず悶々としていた頃に金沢の菓子の博物館で和菓子の落雁の型に出合い、その美しさに感動。そのことが今のスタイルにつながったのだという。
2011年3月12日から2011年4月9日にかけ、東京日本橋にある unseal contemporary で開催されるグループ展 「激凸展」 に参加。
kenichi yokono
unseal contemporary - 横野健一
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