Tuesday, May 9, 2006

Michel Scarpa





Michel Scarpa (ミシェル・スカルパ)
1942年パリでイタリア人の父親とロシア人の母親の間に生まれた。

1958年、ロンドンへ行き、 チェルシー・アート・スクール (Chelsea Art School) で絵画を学んだ。
当時、同時代のアメリカのアブストラクト・ペインターの影響を受けた作品を描いていたという。
しかし、マーク・ロスコ (Mark Rothko) 展を見た後、それまでに制作した作品の全てを破壊してしまった。
その後、スカルパはロンドンで額縁屋の職を得て働き始めた。
アンディ・ウォーホル (Andy Warhol) やロイ・リキテンスタイン (Roy Lichtenstein) の作品に親近感を持つようになったのもその頃のこと。
アンティークのおもちゃのコレクターとなったスカルパは市場を求めているうちにモナコに辿り着き、しばらくこの地で暮らすことになった。
そして1985年、作品制作に復帰し、活動の場をロンドンに移し現在に至る。

このエントリを最初に立てた頃の僕は、ポストしたこの作品に岡崎京子的なものを感じていたらしい。
なんとなく分かるけど、今の僕にはちょっと的外れな印象に思える。

scarpa
Gallery Peter Vann

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