ゴングのように鳴りわたる時間、縁からあふれるほどにそこを満たす滝、
渦巻き、いなごの群れ、雲、銀河、埃、物音、事件、あれこれ、あれそれ、etc、etc、etc......
Friday, June 23, 2006
Dominic Rouse
Dominic Rouse (ドミニク・ルーゼ)
1959年イギリス生まれ。
コラージュやレタッチングで丁寧に作り上げられた美しくも幻想的な静かに閉じた世界。
この箱庭感がとてもイギリス的。
最初に見た時から好きな世界観だと思いつつも、何か違和感があって、どこに違和感を感じるのだろうと少し考えてみたけどあまり深く考えることはなく忘れてしまっていたが、今回作品を見返し、それが何なのか判った。
ゴシックめいた世界なのに妙に明るく、人間や鳥や動物が背景から浮き立っていて、見ていて居心地が悪いのだ。
多分、影ができるはずの場所に所々影がないからそんな風に感じてしまうのだろう。
もっと世界観があからさまにぎくしゃくしたものであれば、その世界そのものが違和感に満ちているのでそういったところに違和感を感じることはなかったのだろうが、丁寧に構築されている分、ちょっとしたことに違和感を感じてしまう。
全体的な明るさが軽さにつながっているようにも思うので、ヴィデオ・スチール的な質感ではなく、フィルム・スチール的な質感であればそのあたりも気にならなかったのかなとも。
まあ、以上の感想はネットを通してみた画像の印象でしかなく、実物を見ると質感等の印象も違ったものになるのではないかと思う。
ポストしたのは、
"Angeline"
"In a monastery garden"
"Shulamit and Mary"
"The cunning of unreason"
"The sorrowful mysteries"
の5点。
Dominic Rouse
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