Polixeni Papapetrou (ポリクセニ・パパペトルー)
1960年メルボルン生まれ。
オーストラリアの写真家。
初期にエルビス・プレスリーをパロディにしたシリーズがあり、その後女性ボディビルダーのポートレイト、男性ボディビルダーのポートレイトを撮影したシリーズを制作有名絵画をモチーフにしたシリーズを制作している。
その後いくつかのシリーズを経て、2002年にルイス・キャロル (Lewis Carroll) / チャールズ・ドジソン (Charles Dodgson) が撮影の少女写真をモチーフにした写真シリーズを制作すると 『不思議の国のアリス』 や童話をモチーフに子供たちを被写体に据えたファンタスティックなシリーズを続けて制作。
今年になってスタートした新たなシリーズ "Haunted Country" も被写体は子供達で、といってもしばらく続いたスタジオでの制作から一転、屋外の、それも街中ではなく、原野や海岸沿いなど人里から離れた自然の中で撮影されたものとなっている。
シリーズといったが、このエントリを立てている時点ではまだシリーズと呼べるほどの点数が公開されているわけではない。
しかし、僕個人としては新たにスタートした "Haunted Country" シリーズの方がスタジオで制作されたシリーズよりも断然好み。
僕の好みはさておき、といいますか、そのシリーズまだ始まったばかりなのでいつかまた改めてエントリを立てるとして、ここでは2002年から2006年にかけスタジオで撮影されたシリーズ "Phantomwise", "Dreamchild", "Fairy Tales", "Wonderland" の中からいくつか作品をチョイスしてみたい。
ポストしたのは、
"As Liddell sisters in chinese dress" from "Dreamchild" series
"Chinese Lady" from "Phantomwise" series
"Olympia Xie Kitchin chine" from "Dreamchild" series
"Flying Cards 2" from "Wonderland" series
"As Liddells with Ukuleles" from "Dreamchild" series
の5点。
ルイス・キャロルの写真からは少女達を如何に可愛らしく如何に自分の理想通りに撮影するか腐心しているルイス・キャロル本人の姿というものがなんとなく思い浮かんでくる。
一方、そのキャロルが撮影した少女写真をモチーフにしたポリクセニ・パパペトルーのスタジオ写真の方は、そういったことを思い浮かべる余地がないという印象を受け、なぜそう印象が違うのか理由を考えてみたのだけど、どうもそれを上手く説明できる言葉を見つけることが出来ない。
パパペトルーが撮影した少年や少女たちも可愛らしいことに違いはないのだけどね。
Polixeni Papapetrou
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