Annelies Strba (アナリス・ストルバ)
1947年にスイス中北部にあるツーク (Zug) で生まれた。
現在はチューリヒ湖畔の町リヒタースヴィール (Richterswil、リヒターズヴィール) とスイス南部のティチーノ州 (Ticino) にあるイタリアとの国境沿いの町メリーデ (Melide) を生活の拠点としている。
作品を見ていくと、写真の色を反転させて着色していたりして、ポップで毒々しい世界が広がっている。
ただ、最初に見たのが1枚目にポストした作品で、この作品を単体で見たこともあって、てっきり童話の挿絵か何かだと思っていた。
しばらくその思い込みのまま放置していたが、あるときふと思い立って調べてみたところ、スイスの女性写真家の作品だと判明。
確かに改めて見てみると、少女が着ている服はかなり現代的なものであることが分かり、童話の世界の住人を描いたものでないことは分かった。
が、他の作品では童話の世界の住人っぽいものを着ていたりするものもあるので、中には童話の世界をモチーフにしたものもあるのかもしれない。
写真家と分かった時点ではまだそんな感じのことを考えていた。
実際はどうなのかというと、アナリス・ストルバが興味を持っているのは時間と歴史の概念だというが、対象は非常に個人的な方法で表現されるのだという。
ストルバがこれまで対象としてきた主題の中には、地震に襲われた神戸であったり、アウシュヴィッツの暗がりであったり、ヨークシャーのブロンテ丘陵地帯に咲き広がる野の花などがあるそうなのだが、多くの場合、ストルバは家族、生活するその家、その土地に注意を向け、しばしば、同じ物語が変形されてそこに接続され、世界が出来上がっていくらしい。
作品の印象から物語世界から世界を紡いでいると勝手に理解していたが、完全に捉え間違えていたようだ。
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