Sheila Metzner (シーラ・メッツナー)
1939年にニューヨークのブルックリン (Brooklyn) で生まれた。
米国のフォトグラファ。
私立美術学校のプラット・インスティテュート (Pratt Institute) ではヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、1961年に卒業。
卒業後、CBS放送広告社に入社し、ルウ・ドーフスマン (Lou Dorfsman) のアシスタントとなった。
1966年、広告代理店大手のドイル・デイン・バーンバック広告代理店 (Doyle Dane Bernbach advertising agency) に雇われ、アートディレクターとなる。
1968年にクリエイティヴディレクターのジェフリー・メッツナー (Jeffrey Metzner) と出会い結婚。
子供が誕生するとアートディレクターを退き、家庭生活と写真が中心の生活となる。
家族の写真を撮りながら独自のスタイルを作り上げてき、古風な風合いの艶っぽいスタイルが出来上がった。
スタイルが確立すると、写真家として活動をするようになり、その独特な写真の雰囲気で注目を集めた。
レトロを気取っている訳でもないのに、シーラ・メッツナーの写真にはどこかヴィンテージ写真を思わせるところがって、それが不思議だった。
調べてみると、それには理由があって、メッツナーが写真印刷に起用している技法は、フレッソンプロセス (Fresson process) という、1880年代に確立された古い写真印刷の技法なのだという。
The Fresson Process によると、フレッソンプロセスは1880年代にミシェル・フレッソンによって印刷技術として確立されたものだそうで、太陽光線に晒されても褪色することのない耐久性があり、普通のプリントに比べ深みのある黒やグレーが表現されるのが特徴とのこと。
このフレッソンプロセスは門外不出というルールがあり、その作業工程等は一族のものにしか伝えられておらず、今現在もそのルールは守られているらしい。
メッツナーの写真はプリントをそのフレッソン家に依頼することによって (もっと他に簡易的な方法があって、それを利用しているのかもしれないが)、今現在の多くの写真と異質な印象を与える写真となっている。
Uma Thurman (ユマ・サーマン)
1970年4月29日にマサチューセッツ州 (Massachusetts) のボストン (Boston) で生まれた。
アメリカの女優。
15歳の時にモデルエージェンシーの Click Models と契約。
ニューヨークでファッションモデルとして活動を始めた。
その後女優に転向。
1988年に立て続けに4本の映画 『ジョニー・ビー・グッド (Johnny Be Good )』、『ミッドナイト・ガール (Kiss Daddy Goodnight)』、『危険な関係 (Dangerous Liaisons)』、そして 『バロン (The Adventures of Baron Munchausen)』 に出演。
1990年の 『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女 (Henry & June)』、1991年の 『ロビン・フッド (Robin Hood)』、1993年の 『カウガール・ブルース (Even Cowgirls Get The Blues)』 と着実にキャリアを重ねてゆき、1994年の 『パルプ・フィクション (Pulp Fiction)』 で人気が爆発した。
シーラ・メッツナーのことを知ったのは、国書刊行会から出版されたマヌエル・プイグ (Manuel Puig) の 『天使の恥部 "Pubis Angelical"』 の邦訳のカバーに "Uma, Patou Dress and Hat" が使われていたからで、検索で探し回って画像を見つけたときは非常に嬉しかった。
今回、メッツナーのフォルダを改めて見ていて "UMA.jpg" というモデルのバストアップショットがあるのに気が付いた。
それまで、"Uma, Patou Dress and Hat" という写真のタイトルの "Uma" について深く考えたことがなかったのだが、存在そのものを忘れていた "UMA.jpg" を "Uma, Patou Dress and Hat" と交互に見返してたところ、もしかしてユマってモデルの名前?、ユマ・サーマンってことはないだろうけどと閃き、"uma model 1980s" で検索。
ユマ・サーマンがモデルとして活動していたことを知る。
で、手元にある2枚の画像を改めてみてみると、バストアップショットのモデルがどんどんユマ・サーマンに見えてくるから不思議。
というか、本人でした。
検索を続けていて画像がまとめてあるサイトに辿り着いたので、そこで見つけた画像を含め、5点ポストしてみたい。
1枚目と2枚目が以前に拾った画像で、それ以外が今回見つけたもの。
画像がまとめてあるサイトでは1985年のカテゴリに Vogue のカヴァ写真と一緒にまとめられていたので、同じ号に掲載されたエディトリアルだろうなと思い調べてみると、そのカヴァ、1985年12月号用にパトリック・デマルシェリエが撮影したのだと判明。
よくよく考えてみると、"Uma, Patou Dress and Hat" の撮影された年はウェブ上で見かけるクレジットでは1986年となっている。
そうするとその Vogue の掲載号と合わない。
ユマ・サーマンがモデルとして Vogue US の12月号 (こちらは supplement) の表紙と Vogue BRITISH の5月号の表紙に起用され、GLAMOUR にも起用されたことがあるらしいというところまでは調べが簡単に付くのだが、それ以上の情報が全くといっていいほどなく、これで事件解決だぁと喜んでいたわりに、結局、中間報告的な纏めとなってしまった。
Magazine:
Issue: 1986
Title:
Photographer: Sheila Metzner
Model: Uma Thurman
Stylist:
Hair:
Make up:
Wikipedia - ユマ・サーマン
metzner_pp_01
1985 > Sheila Metzner - Uma Fan Gallery
Staley Wise Gallery
Fine Art Photography Gallery - Newbury Street Boston
Sheila Metzner - Fine Art Photography Gallery ・Meter Gallery
Holden Luntz Gallery
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