Michael Parkes (マイケル・パークス)
1944年アメリカ生まれ。
ファンタジーアートとマジックリアリズムの世界で活躍している米国のアーティスト。
カンザス大学 (University of Kansas) ではグラフィックアートと絵画を学んだ。
在学中は様々なグラフィック・プロセスに魅了されれ、後に多色石版画については熟達するまでになった。
元々表現主義に影響されたスタイルの作品を描いていたが、インド旅行後にスタイルに変化が生まれ、カバラやタントラからインスピレーションを得たマジカルな世界をイマジネーションに豊かに描くスタイルとなった。
マイケル・パークスの柔からな色彩とラインで描かれた世界は幻想的ではあるのだけど、どうしようもなくアメリカ的で、どこがアメリカ的なのかというと、それはおそらくノーマン・ロックウェル (Norman Rockwell) 的なものが作品から透けて見えるからなのではないかと兼々思っているのだけど、検索してみてもそんなことをいっている人など見当たらないので、多分個人的な妄想なのだろう。
このマイケル・パークスも先にポストしたヤン・ソーデック (Jan Saudek) やボブ・カルロス・クラーク (Bob Carlos Clarke) と同じく、福武書店の海外文学のラインナップで表紙として使用されていて、本来であればその作品をポストするところなのだけど、ジョン・クロウリー (John Crowley) の 『エンジン・サマー (Engine Summer)』 の表紙に使われた作品は文庫化された時に触れることになるので、ここでの選択からは外し、ウィリアム・コツウィンクル (William Kotzwinkle) の 『ファタ・モルガーナ 幻影の王国 "Fata Morgana"』 の表紙に使用された作品は、こちらは当ブログの内容からかけ離れているので、最初っから選択外。
という訳で、 福武書店の表紙とは無関係なものを選ぶことになった。
おっと、何も説明していなかったのですが、 福武書店の海外文学シリーズで、小説の表紙に使用された写真家やイラストレーターから数人選び、エントリを立てているところでございます。
ポストしたのは、
"Almost Fallen Angels I" (1996)
"Ballet Mistress" (1994)
"Gift of Wonder" (1989)
"Watching Time" (2000)
"Sleeping Swan" (2000)
の5点。
Official Website of Artist Michael Parkes
Wikipedia
Michael Parkes
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